創始者 出木場森蔵

プロフィール

生涯にわたり、心・身・食の原点を追求 ~現代に生き抜く人々の、人生教訓・指針に役立てる~

生前役職 株式会社報徳工業・社長/文部省所管社会教育団体/「修養団」常任顧問/国際地球環境大学大学院・教授/環境学博士(EEUR)/日本総合済世会・会長/天道国際日本総連合・代表役/日本文化振興会 国際アカデミー賞受賞/日本文化振興会 日本代表役員・理事/株式会社ホートク食品・会長/その他多数
生前著書 般若心経三部解・はてなきひびき/真実幸福への道標・人生の一大事/本末転倒の世の中・大末劫の襲来/私の人生論・大いなる自己の発見/健康へのみちびき/月刊「福音」(しあわせのおとずれ)/その他多数
生前活動 玄米菜食実践・普及活動/「生長の家」道場 講師/健康自然食品「不老仙」創始者/「人生大学」講演会 主催・講師、健康生活研修道場「慈空庵」主幹/健康食生活の指導講習会 講師/その他多数
国際アカデミー顕彰受賞

平成10年2月9日 国際アカデミー顕彰受賞

生前著書
国際地球環境大学大学院 教授博士号

平成4年6月21日 国際地球環境大学大学院 教授博士号

森蔵の報徳精神から

「何のために生まれてきたのか」「人とは何か」「どのように生きるべきか」等々、一所懸命考える日々を送り、ついに独学の哲学により、出木場森蔵の人生観が確立されました。
そして社会教育に心をそそぎ、前向きに人生を考える方々や、悩みを抱える方々のために自宅を開放し、「命の尊さ」「すばらしい人生観」をともに研修を重ねていきました。

森蔵の一番尊敬する人生の師によると、森蔵の生い立ち、境遇、ものの考え方があまりにも大教育家・大政治家・大哲学者の二宮尊徳翁に酷似していたことから、二宮尊徳翁の教えである『報徳』を社名として名付けてくださいました。

二宮尊徳翁は、「私どもは、常に勤労を尊び、自分の天分・能力に応じて目標を立て、生活水準を高める努力を払い、さらに自分だけでなく、広く社会全体のための活動・実践が大切である」と教えています。

人生大学研修会講演 記録

私は八十歳になってからエレクトーンを弾き初めて音楽を楽しんだり、ワープロで仕事をしています。
努力とは恐ろしいもんですね。努力というものは貫き通して行くんです。難関も飛び越えて行きます。努力が私を生かす道でありました。自分を生かす道はただ「努力」だと私は知りました。

これを知ったのは「もしもし亀よ」の歌でした。「もしもし亀よ」の歌は皆さん知っておられるでしょう。この詩はどういうことでしょうか。
兎と亀が競争するという物理的・科学的な理論はないんです。これはイソップ物語といって、頭の良い先人が深い人生の意味を教えてくれているんだということを私は知りました。「そうなんだ、自分は亀の立場なんだ」と思いました。

世間の人は兎であり、頭も良いし学歴もある。お金もあれば、時間も与えられています。
しかし、私には何にもないんですよね。この詩にも出てくるように、亀はのろいものです。兎が軽蔑するのは当たり前なんですね。

ところが亀は自分の運命に不平を言いませんでしたね。「俺は運命でしょうがないんだ」などと言って、自分をかばう事をしませんでした。
それどころか、兎が軽蔑した時に「何をおっしゃる」と言って跳ね返しましたよ。
そこが大事なところですね。「何をおっしゃる、それならお前と競争しよう」と言いました。
そして亀はひたむきに休まず目標に向かいました。亀は兎に勝てる筈がないんですけれども。
ところが兎は「どうせ亀は晩までかかるだろう」と思って寝てしまいました。

これは怠け者です。怠慢です。惰眠を貪ったんです。
ところが天罰てきめん。これが天地の法則というものですね。
怠けるものは潰れるという真理です。努力する者にはそれに対して天が間違いなく答えを出すということですよ。
恐ろしいですね。

天地の真理と法則は慈悲円満で嘘がないんです。天地は嘘がないんですね。
善い事をしたら善い運命が来るのが、天地の真理法則です。悪いことをしたら悪い運命が来るのが天地の法則で、ごまかしが出来ないんです。

それを人間が小さな知識と頭で考えるんですよ。逃げ隠れして悪いことをして、善い報いを受けようとしたり、怠けていて幸せを求めたり。
ところが天地はそんなことは許しません。悪い事をして善い運命になるよう特別祈願しても出来ないとおっしゃるんです。
そうですよね、皆さん。

第7回人生大学研修大会

第7回人生大学研修大会

指導の様子

指導の様子

著書 大いなる自己の発見

著書 大いなる自己の発見