創業者 出木場森蔵の軌跡

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先代の社長は、生前、昭和48年から亡くなる平成12年迄の27年間という永きに亘り、毎月〝しあわせのおとずれ〟と題して日頃の想い、人生で学び身につけた教訓等を書き綴り、不老仙のお客様へ商品とともに〝こころ〟をお届けしておりました。それは苦労のどん底からもがき得た「魂のさけび・感動・喜び」を綴ったもので父の人生観から出た「命・心霊の歩みの足跡」でもあり、その記録とも言えます。物の遺産ではなく、大切な「心の遺産」として私の心の奥深くまで刻まれ、今では不動のものとして、いつも私を支え続けています。そして、父は自分の人生を次のように締めくくっています。

人生観の確立
 幼少時の極貧と、その後の過酷な重労働の中で、日々追い求めた独学の哲学。ついに20才の春、次のような喜びと感動の人生観が確立したと申します。

大宇宙の創造者の実在を突きとめてから、大宇宙は『ただ愛と正義で貫いている』ことを悟り、今生は浄土であり、万物・万象はその天地創造者の設計であり、みな天の神子・仏性を備え、『無我こそ究極の己の真実義の実相』であることを突きとめてから、人生は来る日もくる日も、みな大安・大吉ばかりになり、己の最善の生き方は、天地の真理法則に従い、謝恩奉行・無我至誠の下座行の実践一筋であることを確認し、終始一貫・変わることなく、早や70年を経過して卒寿(90才)を迎えている。

 つまり、人は心で生活しているから「心を養い、心を培い・心を磨く心がけを重点にする」ことが、最も肝要と思われる。許された世界を見出して、喜び感謝して「許されない世界は、許されない方が許されるに勝る天の大愛の深い摂理」と諦観していた。更に「喜べば・喜びごとが喜んで、喜び集めて喜んでくる」の法理を悟り、返りみる自分の人生は、涙が出るほど有難く、幸せは大空の如く、無尽蔵で、今日迄最高度の幸福者であることに感謝・感激してい る。

 つきぬよろこび
いみじくも人の命のかくまでに 尊きものか今日のひと日は
・己こそおのれに非ず天地を 創りましますもののいのちぞ
・天地と人の恵みに生かさるる 今日のいのちを伏し拝むわれ

・大海原 はてしも知れぬ水に似て みめぐみ我に尽きることなし 

 父は私の人生の師でもあり、人生の最後は私もこのような境地でありたいものと心から願っています。 

(株)ホートク食品
代表取締役 出木場 和子
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